レゴの想い出_後編
◆戦いの果てに◆
レゴの余話、つづく。
なんで説明口調なんだよw と突っ込みを入れたくなるレゴカタログの裏表紙。
“パラディサ”なる女の子向けシリーズがあったんだなぁ。これで遊んだ女子は日本にどのくらいいるのだろう。お人形さん遊びと言えばシルバニアファミリーだと思っている僕には何となく違和感。
さて、前回僕は「リアルさを追求していたらプラモに走ってレゴ卒業」と言うようなことを書いた。
もちろん、簡単に言うとそうなんだけれど、実はそれだけではない。もう少しだけお付き合いいただこう。
初期のお城シリーズ。解説文の何と格調高きことか! ラインナップを見ると、攻城櫓や鍛冶屋など渋いアイテムチョイスだ。全体的なカラーリングもグレーや黒を基調としていて地味目な感じ。
でも、こういうシンプルなのが僕好みだった。
93年、マジックドラゴン城が登場。ちょこっとファンタジー路線に転進。他方で僕は硬派なブラックナイトが好きだった。好きだっただけで、カタログを眺めていただけだけれど。
95年、我らがロイヤルキングが登場。敵役はあくまでドラゴンナイト一派だが、ブラックナイトはなかったことにされているのが悲しい。王国一番の勇気ある騎士団じゃなかったのかよ! もしかしたらドラゴンに根絶やしにされたのかもしれない・・・そう考えると、白髭の魔法使いも何だかとても恐ろしい・・・。
ちなみにこの年のカタログから、毒にも薬にもならない漫画が載るようになる。とくに面白くもないけど、ヘンに美化しないでレゴをレゴのままに描いている点に好感が持てるね。
訂正、とても面白いw なんなんだこの管理体制はww どこぞの共産圏の高速鉄道のようである。
街シリーズより。ああ、これどっかで見たなぁと思ったらレゴのCMだった。と言うことは、他の漫画もCMになってたってこと? レゴのCMはテレ東系ではよく目にするけど、当時の我が家はテレ東を受信出来なかったので詳しいところを知らない。どなたかご存知の方いらっしゃれば、こっそりあとで教えてください。
博士の声は緒方賢一。「バッチリ手が見えとるのぅ、新一」。
ところで、レゴってのは作る過程も楽しいけれど、その後のごっこ遊びも楽しい。
先述のとおり、弟をダシに両陣営の城を手にした僕は「レゴ戦争」なる遊びを考えた。と言っても特に明確なルールはない。男の子版のお人形さん遊びと言ったところだ。弟/親父の連合軍を相手に、僕は騎士団と共にキング城に籠城して戦いを進めるのが常だった。今思えば何とインドアな幼少時代だろう・・・でも、この遊びが楽しすぎたのでヒッキー体質を植えつけたとも言える(笑)。
尚どんな遊びをしていたかと言うと、例のレゴスマイルの敵兵の生首を投石器で飛ばすような残虐なものであった。まるで十字軍の戦いのような血生臭さだけれど、子供ってのは無邪気なもんでこんなんでキャッキャウフフと喜んでいたのだ。
ニカイア攻囲戦を伝える当時の絵画
ある日、この不毛な戦争に決着をつける最終兵器がやってきた。それは何の変哲もない“街シリーズ”の月面車である。中世にそりゃ反則だろw ってのが第一の突っ込みポイントかと思うが、なんと弟はこのアンテナを強力な吸い込み口と解釈し「吸い込みカー」と命名して戦線に投入してきたのだ。
こうなっては歯が立たない。我が有力な騎士団は、たった一台のトンチキなマシーンによって壊滅させられたのである。以来、勝ち目のない戦いに嫌気の差した自分はこの遊びから遠ざかっていった。
殺戮の“吸い込みカー”
即ちこれこそがレゴ引退の・・・とはならない。実はまだあるんだ。
とりあえずこのカタログを見てほしい。
97年のカタログより。ハリーポッターで世にファンタジーの一大ブームが訪れる少し前の世界。な~んかこう、初期の硬派なお城が好きだった僕としては「ガキ臭ぇw」感じがして嫌だった。だんだんとノリが変わってきたんだよね、簡単に言うと。
98年、トドメを刺したのがレゴ将軍シリーズだ。こいつはお城シリーズとは別個のモノなんだけれど、何とも言えない「外人の勘違い乙」なジャパニーズキャッスルに違和感を覚え、レゴのお城そのものへの興味まで失われてしまった。そういう意味では、こいつは一人の幼気なレゴファンを失望させた重大な戦犯だな。
ちなみに、けんじとは弟の名前。ご丁寧に名前を書いて保管するほど、腐ってもレゴのカタログは宝物だったのだ。
そんなわけで、前後編の長話となったレゴ話は終わり。
オマケとして我が家の古いビデオにあったレゴのCMをあげておこう。










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